糞が有った近くにはサザンカの木とユスラウメが有り、昨年ユスラウメにはモモスズメが居て葉っぱを食い尽くされた経験があったのでさてはと思い頭上を見てみるがそれらしいものは目につきません、あきらめて下のほうに視線を移したらなんとなく違和感があるユスラウメの幹が見えたのでよく見てみると幹の色と同じような色の幼虫が張り付いていました。一見ヨモギエダシャクかと思いましたが昨年撮影したヨモギエダシャクとはなんとなく違いが有ったのでいつも利用している「幼虫図鑑」や「みんなで作る「日本産蛾類図鑑V2」で調べてみたらエグリヅマエダシャクの幼虫であることが判明、幼虫で越冬したものが出て来たようです。
日本産蛾類図鑑V2によると食草がブナ科、バラ科、ツバキ科、ミズキ科、ツツジ科、スイカズラ科等となっているのでサザンカに付いていたのでしょう。
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| フラッシュ撮影したので取りついているユスラウメの木の色との違いが 出ているが薄暗い所で見たときはほとんど同じ色に見えました。 |
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| 体長：約５５ｍｍ |
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| 顔面のアップ 猿か何か動物の顔を見ているようです |
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| 尾脚にはびっしりと剛毛（たぶん）が付いているのが分かる 取りついている枝の直径は約２，５ｍｍ 画像から尾脚の直径は約２ｍｍ、尾脚の見えている 約半周に剛毛が35本～３７本生えています。 |
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| 頭部と鉤爪 |
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【追加：2014/04/05】
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| 体液を出して蛹になる準備 撮影：2014/04/01 |
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| 撮影：2014/04/01 |
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| ほとんど動かなく成ってきた 撮影：2014/04/02 |
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| 2014/04/04夕方には蛹になっていた。 残念ながら脱皮するところは観察できませんでした。 撮影：2014/04/05 |
【追加：2014/04/26】
2014/04/04に蛹になったものが今日、４月26日に羽化しました。蛹に変身してから22日で羽化。
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| エグリヅマエダシャク |
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| エグリヅマエダシャク |
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エグリヅマエダシャク
シャクガ科
Odontopera arida
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