自宅近くの空き地に草丈60cm程の草が生えており何気なく葉を触ってみたらコリコリするものが、良く見ると小さな実が葉の上に乗ったような状態で生えています。
写真に撮り帰宅しPCで確認すると葉の付け根から伸びた枝の先に丸い実が付いており同じ様な場所から5弁の小さな花が伸びて咲いていました。いつものことですが老眼の目にはなかなか小さな花は裸眼で見ることが出来ません、写真にとってから確認する
同定するのにちょっと時間が掛かりましたが「ナガエコミカンソウ」と言うことが判明、このナガエコミカンソウの他に似たようなものに「コミカンソウ」と言うのが有るようなので今度探してみようと思っています。
実の直径をノギスで測るとおおよそ2mm、枝の長さが5mmほど。
雄花は5弁で雄しべが5本、花は直径が実と同じくらいの約2mmで白色とか透明に近い色合いです。
雌花は子房から蛇の舌みたいに二股に分かれたものが三本出ています、実をカットしてみると6個の部屋に分かれているのが見て取れるます。
草丈 約60cm |
上部から撮影 |
茎は赤みを帯びた色をしている |
雌花 蛇の舌のような雌しべが三本出ています |
雄花 & 雌花 雌花の下方に雄花が |
葉っぱの上に一個づつ実がのっかった様にしています |
実を正面から見るとまだ雌しべが付いています |
実の直径 約2mm 枝の長さ 約5mm |
横断面 6室に分かれています |
縦断面 |
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ナガエコミカンソウ
トウダイグサ科
コミカンソウ属
Phyllanthus tenellus
撮影:2012/10/24 葛飾区