2014年7月20日日曜日

スケバハゴロモ(幼虫、成虫)

 水元公園中央広場近くの薄暗い林内の一角にオオブタクサが群生しているところが有りそこを見に行ったらスケバハゴロモを見つける事が出来ました、オオブタクサの茎が白く彩られていたので始めはベッコウハゴロモかアミガサハゴロモが居るんだろうと思っていましたが羽がすけすけのスケバハゴロモでした。ここ一週間ちょっとでほぼ同じエリアで続けてアミガサハゴロ、ベッコウハゴロモ、そしてスケバハゴロモと3種のハゴロモ科の成虫と幼虫に出会う事が出来ました。
 スケバハゴロモの幼虫は他2種の幼虫に比べ模様がなく白一色の幼虫です、帰宅し画像をPCに取り込み確認したら幼虫の尻毛が七色に光っておりビックリです、撮影中はフラッシュ光は一瞬なので目で見ることは出来ませんでしたが。


幼虫の白い毛がフラッシュの光を浴び七色に光ってくれました
通りすがりの蟻と一緒に



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スケバハゴロモ
Euricania facialis
カメムシ目(半翅目)
ハゴロモ科

2014年7月17日木曜日

ベッコウハゴロモ(幼虫、成虫)

 2012年の9月に浜松市に行ったおりクズの葉にいたベッコウハゴロモを見つけ撮影したがこの時は一枚撮影しただけで逃げられてしまいました。
 先日(12日)水元公園に行った折アミガサハゴロモが居たので撮影しましたがその時幼虫が沢山いたので撮影し調べたらアミガサハゴロモの幼虫ではなくベッコウハゴロモの幼虫でした、この時はベッコウハゴロモの成虫は見つける事が出来ませんでしたが四日後行ったら成虫を見つける事が出来ました。 


(画像をクリックすると拡大表示します)







目も縞模様になっています、どんな構造になっているのでしょうか?




◆追加:2014/08/03
二週間ほど前幼虫がいっぱいで成虫はあまり居ませんでしたが今日行って見たら成虫が小枝に鈴なりになっており幼虫は逆にほとんど見る事が出来なくなっていました。






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ベッコウハゴロモ
Orosanga japonicus
半翅目
ハゴロモ科
撮影:2014/07/16 水元公園

シロツトガ

 先日水元公園で真っ白な蛾を見つけました。本当に真っ白、パールを見ているように輝き、目のところにはアクセントの様にオレンジ色がさしています。
 種名を調べてみるとシロツトガ、名前の通りです。









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シロツトガ 
Calamotropha paludella purella 
ツトガ科 
ツトガ亜科 





2014年7月13日日曜日

スジモンヒトリに寄生したブランコヤドリバエ

 6月23日自宅のブロック塀の上をスジモンヒトリの幼虫が移動していたので捕まえてタッパーに入れておいたら25日にはタッパーの中に繭が出来ていました、以前スジモンヒトリを飼育した時は繭を作らず直に蛹が出来ていたので繭を作ることもあるんだとは思っていましたが何か違和感もありました。繭が出来て7日目に今度は繭の中から蛹が出て来ましたがこれもスジモンヒトリの蛹とは色や形態に違いがあり何が出てくるんであろうと思っていたら7月12日になりハエが出て来てしまいました。
出てきたハエが何であるかWEB上で大分調べまわりやっと「ブランコヤドリバエ」ということが分かました、蛾や蝶に寄生するハエだそうで寄生蜂同様人間から見れば一種の益虫とi云うことになるんでしょう、自然界の凄さと面白さを見た思いです。
 繭の中に黒いものが残っているのが分かったので繭を切り開いてみたらスジモンヒトリの蛹の殻が出て来ました、そのさなぎの殻にはブランコヤドリバエのものと思われる幼虫の顔(脱皮した後の)が覗いていました。この状態から推測するとブランコヤドリバエの幼虫は蛹化したスジモンヒトリの体内を食い尽くしながら大きくなり蛹化する前にスジモンヒトリの蛹から脱出し蛹になり繭から転げ落ちて来たものと思われます。


(画像をクリックすると拡大表示します)
撮影:2014/06/23

撮影:2014/06/25
繭を透かして見ると幼虫の足が見えています

撮影:2014/07/01

ブランコヤドリバエの蛹が出てきたスジモンヒトリの繭
繭の中にはスジモンヒトリの

撮影:2014/07/12

撮影:2014/07/12

撮影:2014/07/12


撮影:2014/07/13
繭を切り開いてスジモンヒトリの蛹を取り出したところ
既に内部は食い尽くされており蛹は軽い
蛹をよく観察するとスジモンヒトリが蛹になる時の脱皮殻と
ブランコヤドリバエが蛹になる時の脱皮殻を見る事が出来る
撮影:2014/07/13

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ブランコヤドリバエ
Exorista japonica
ヤドリバエ科

2014年7月12日土曜日

アミガサハゴロモ

 散歩がてらの水元公園、自宅から約6km、往復歩くにはちょっと距離がありすぎなので自転車で行く事に、行った先では虫を探しながらのだらだら歩き、二時間程すぐに経ってしまうがあまり運動にはなりません。公園も行く度に何か違った種の昆虫を見つける事が出来るので楽しみではあります。
 今朝はアミガサハゴロモの成虫を見つける事が出来、ほぼ同じ場所でベッコウハゴロモの幼虫も見つける事が出来ました、幼虫のほうは最初アミガサハゴロモの幼虫かと思っていましたが詳しく調べてみるとベッコウハゴロモの幼虫であることが分かりました。ベッコウハゴロモとアミガサハゴロモの幼虫はちょっと見ほとんど区別がつきません、ネット上で違いを調べることで区別が付くように成りました。

雨上がりで動きが悪く手に取る事が出来ました。
数枚撮影したところでジャンプして近くの草の上に、羽ばたいて逃げるのではなく
ジャンプです、この時の足の衝撃を手でしっかり感じる事が出来ました。
指の幅は約18mm




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アミガサハゴロモ
Pochazia albomaculata
半翅目
ハゴロモ科

2014年7月10日木曜日

コベニスジヒメシャク(♂) と思われる蛾

 中川の土手の草刈りが行われ虫を探す者にとってはちょっと寂しい所ですがその草刈りでちょっとだけ刈り残しの部分を見ながら散歩していたら草陰にちらりと白っぽいものがあるのが目につき近づいてみたら蛾が止まっていました。
 蛾を見てみると羽の一部が破けており、また撮影した写真を拡大して見ると左の触角の先端半分ほどが千切れているのが分かりました、これは昨日行われた草刈り時にマシンに巻き込まれ千切れてしまったのだろうと推測されます。
 蛾は種を調べてみるとコベニスジヒメシャクかベニスジヒメシャクの何方かだろうと云うところまでは分かりましたがはっきり同定することは出来ませんでしたがあちこちのブログや図鑑などで違いを調べてみたら羽先端の赤い部分がベニスジヒメシャクでは大きくなっているとの記述を見たのでこれを信じて今回の蛾は一応コベニスジヒメシャクとしておこうと思います。


(画像をクリックすると拡大表示)



左の触角が半分ほど千切れてなくなっている

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コベニスジヒメシャク
Timandra comptaria Walker
シャクガ科
ヒメシャク亜科
2014/07/10

2014年7月7日月曜日

エダナナフシ

 数年前の夏休みに幼稚園児だった孫が遊びに来てナナフシを探そうということになり水元公園に行って探しましたが見つけることができなくて残念そうにしていました、その後私は気になって水元公園に行く度に水辺など注意して見ていたのですがそれでも見つける事が出来ないでいました。
 昨日梅雨の晴れ間を狙って水元区園に行き蛾を探して樹林の中に入って行ったらケヤキの大木の地上一メートル位のところに枝でもへばりついているのかと思われるような部分が有ったので近づいて見るとそれはナナフシでした。ケヤキの木肌の色とは色合いが少し違いますが薄暗い樹林の中ではほぼ同じように見えます。
 明るい所で撮影しようと笹の葉に移して樹林の外に連れ出し撮影してから近くに有ったアカメガシワの木に移したらほとんど同じ様な色合いでこれだと完全な保護色でよほど注意して見ないと分からないのではと思いました。


(画像をクリックすると拡大表示します)



撮影していて気づきましたが左の後ろ足が無くなっていました、
鳥か何かにやられたのかもしれません。



撮影後アカメガシワの木に移したらほぼ同じ色合いでした

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エダナナフシ
ナナフシ目
ナナフシ科
Phraortes illepidus

2014年7月2日水曜日

不法投棄 2014年

相変わらずの不法投棄、小さなもを数えればキリがないがこんな大きなものがと云うのが中川の土手に放棄されていました。それはベッドのマットレス二枚、本体が捨てられていないのがせめての救いでしょうかあるいは別の場所に?
この場所は大きなハリエンジュの木が有り土手の上だということで夜は人通りも少ないので捨て安いのかもしれません不法投棄のメッカみたいになっています。


不法投棄されたマットレス 二枚
撮影:2014/07/02 葛飾区青戸7丁目34