2017年5月9日火曜日

ヨーロッパ トビチビアメバチ(蛹)

 モジズリソウが毎年咲く場所が有りまだ咲かないかと探していたらヘラオオバコの葉に一寸粗目の繭が付いていたので何だろうと採取、その後メマツヨイグサの先端が丸まっているのが有ったので見てみると同様の繭が着いていました。これも採取して来てタッパーに入れ観察していると数日後繭から蛹が飛び出してタッパーの中で飛び跳ねていました。
 調べたが分からず掲示板で質問したところ「トビチビアメバチ」の仲間ではないかとのこと。
 トビチビアメバチについて学名を調べ学名から検索したところ
ヨーロッパトビチビアメバチとタコゾウトビチビアメバチが見つかりヨーロッパのサイトで両種の蛹の画像が見つかったので比較してみたところヨーロッパトビチビアメバチの蛹であることが判明しました。
 さらにヨーロッパトビチビアメバチで検索してみるとアルファルファタコゾウムシの天敵として導入されたハチであること、繭から出た蛹は飛び跳ねて涼しく湿った暗い場所に移動するとの事(出典:天敵昆虫学研究室・九州大学)
 ということでタッパーの中を整理し水分を含ませた紙を入れ暗くしておきました。いつ羽化するか分かりませんが??






蛹の長辺:約3mm

◆蛹が飛び跳ねている様子を撮影した動画


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ヨーロッパトビチビアメバチ
Bathyplectes anurus (Thomson, 1887) 
膜翅目(ハチ目)
ヒメバチ科(Icheumonidae)