2014年6月24日火曜日

ホウネンタワラチビアメバチ(繭、成虫)

 このところアオバネサルハムシが河川敷上のキク科の植物上でよく見つける事が出来、また色の変異したものも見ることができるので現在追っかけをして写真を撮りためているところです。
 今朝は赤ツメクサの花にいるのを見つける事が出来たのでいろいろ撮影していたら一寸見何かの糞ではないかというようなものが見つかったのでよく見てみると何やら白黒模様の小さな繭の様です。この様な繭は初めて見るので一応撮影後お持ち帰りということで採取してきました。サイズを測ってみると長さが約8mm、直径が約4mm有ります、一般に繭は一色の物が多いと思いますがなんでこの繭は白黒模様なんでしょうか、繭を何かに擬態させているんでしょうか。
 何の繭かいつも利用している青木先生のサイト、幼虫図鑑の繭画像で調べてみましたが分からず「8mm程の繭」でググッて見たら似ているものが見つかり結果「ホウネンタワラチビアメバチ」の繭であることが判明。
 この蜂の繭が多く見られる年はフタオビコヤガによる稲への食害が少なく豊年なるからとのことでホウネンタワラと名前が付いたとの事、いいえて妙です。
 このホウネンタワラチビアメバチが何時ごろ羽化するか分かりませんが自宅で繭を見守ることにして羽化後撮影し放すことにしようと思っているところです。






追加:2014/07/01
 夕方お出かけから帰宅しタッパーをチェックしてみたら既に羽化していました。
 早速撮影会開始、なかなかじっとしてくれないのでおまじないをしてから撮影です、まあまあの出来です。

体長:約12mm



硝子板越しに撮影

硝子板越しに撮影

冷蔵庫にタッパーごと5分程入れおとなしくなってから素早く撮影、
あまり長く入れると死んでしまうので注意が必要


羽化後の抜け殻
直径:約二mmほどの穴が開いています

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ホウネンタワラチビアメバチ
Charops bicolor
ヒメバチ科
2014/06/24 中川河川敷