撮影を始めると煩わしいとばかりに逃げまどいますが飛んで逃げる事もしないのでいろんな角度から撮影することができました。
このキマダラカメムシは毎年この近くで発生を繰り返していたものと思われ、幼虫を発見したのは7月であり今回は5月末なので越冬個体が出て来たものの様です。この越冬したものが産卵し6月から7月に幼虫になりまた成虫にを繰り返し(年何サイクルしているのか?)寒くなると越冬。今度は卵を見つけてみようと早速卵がどんな格好をして何時ごろ産み付けられるかをググってしっかり記憶しておきました、無事見つけられるかお楽しみです。
キマダラカメムシの幼虫は2011年7月に撮影したものが
http://blackreg.blogspot.jp/2011/07/blog-post_22.html
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キマダラカメムシ 成虫 撮影:2014/05/26 葛飾区立石・中川の道路脇の植え込み |
上記7枚の写真とは30メートルほど離れた 場所でほぼ同時刻に見つけた別個体ですが 同じ兄弟かもしれません |
6月2日に同じ場所に行って見たら交尾中のキマダラカメムシに出会えました。
卵はどこへ産むんだろうか?
◆追加:2014/06/19
朝の散歩がてら再度卵が産み付けられていないか見に行ってみました。
交尾シーンが見られたアジサイの木に寄り添うように生えているイタドリの葉裏に卵が産み付けられているのを見つける事が出来ました。
いつ産卵されたものか定かではないので撮影後葉をもぎ取り卵を採取してきました、いつになったら孵化するのでしょう?孵化するまで見守ることにしました。
写真をよく見ると卵の端っに何やら黒いものが写っていたので拡大して見てみたらどうやら寄生蜂の様です、ひょっとしたらすでにキマダラカメムシの卵に蜂が卵を産み付けてしまっているかもしれません、どうなることか今後のお楽しみというところです。
左端の卵の横にハチが取りついています、卵を産み付けている最中でしょうか? |
卵の直径と同じようなサイズのハチです 葉を採取するとき居なくなったかと思っていたが 4時間近くも取りついたままでした(撮影:10:50:42) |
卵の直径:約1.7mm |
イタドリの葉裏に卵が産み付けられていた |
追加:2014/06/26
散歩の帰りにまたまた同じ場所に行って見たら2齢か3齢と思われる幼虫をイタドリの葉っぱの上で一匹だけ見つける事が出来ました。もっといるんではとだいぶ葉っぱをひっくり返して見ましたが他に見つける事は出来ませんでした。
近くに咲いていたガクアジサイの花に移動してもらって撮影 |
◆2015/07/08追加 初齢幼虫
ヒメホシカメムシが毎年発生しているアカメガシワの木を見に行ったら孵化したての幼虫が居たので撮影し調べたらキマダラカメムシでした、初齢の幼虫は2齢以降の幼虫と全く違う模様をしているので最初は何の幼虫か分かりませんでした、まさかきまだらキマダラカメムシの幼虫とは。
種を同定するため一応2齢になるまで飼育し確認してから元の木に戻す予定です。
12匹全卵孵化して一か所にに固まっていました |
◆2015/07/10追加 脱皮して2齢幼虫
脱皮して2齢幼虫に、採取してきて毎日見ていたがまったく動かずこのまま死んでしまうのではと思っていたところ今朝見たらすべて脱皮して2齢に、この間じっとして動かず何も食べず内部に溜め込んだ栄養分だけで大きくなった様です。
2齢になった途端動きが活発になりました。
キマダラカメムシの産卵数はあまり多くないようで、昨年撮影したものも今年撮影したものも12個。これが標準でしょうか?
脱皮して2齢幼虫に、やっと見慣れた姿に。 |
卵の直径:約1.8mm 穴の直径:約1.4mm1齢幼虫: 2018/07/08 07:55:50 約3.4mm 2015/07/09 18:07:38 約4.5mm2齢幼虫: 2015/07/10 07:35:08 約5.5mm
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キマダラカメムシ
Erythesina fullo
カメムシ科
撮影:2014/05/26