良く見るとサンゴジュハムシではないかと思われるような色姿をしていますが食草がケヤキの葉であるためニレハムシだと言うことが判明。
サンゴジュハムシとニレハムシの見分け方は一番良いのは食草の違いかららしいですがニレハムシは頭部が羽の付け根に向かって広がっているので見分けが付くようです。
(画像クリックで拡大表示します)
撮影:2013/05/07 葛飾区 |
撮影:2013/05/07 葛飾区 |
撮影:2013/05/07 葛飾区 |
撮影:2013/05/07 葛飾区 |
ニレハムシの卵 現在確定するため飼育中 上4枚のニレハムシの成虫がいたケヤキの葉裏に産み付けられていた 撮影:2013/05/07 葛飾区 |
ニレハムシの卵 撮影:2013/05/07 葛飾区 |
ニレハムシの卵 卵の直径:約0.5mm 高さ:約1mm 撮影:2013/05/07 葛飾区 |
◆2013/06/03 追加
ケヤキにいた雌のニレハムシを昨日採取して来ていたら今朝産卵しました。
卵の同定がなかなか出来ないでいましたがこれで確定することが出来ます。
産卵前で腹部が膨れているニレハムシ 撮影:2013/06/02 |
産卵後のニレハムシ 撮影:2013/06/03 |
ニレハムシの卵 これで先に撮影していた卵がニレハムシ のものであると同定することが出来た。 撮影:2013/06/03 |
正面からのアップ ニレハムシの雌 撮影:2013/06/03 |
6/27に採取してきたニレハムシの卵が孵化しました。
何度か採取してきてタッパーに入れている間にカビが生えたりして孵化に失敗していましたがやっと孵化に成功しその姿を見ることが出来ました。
幼虫は体長1mmほどの黒色しており以前孵化させたコガタルリハムシの幼虫などと一見似ているようです。
卵の付いたケヤキの葉っぱを入れていたタッパーを開けてみたら何やら見慣れない4mm程の小さな虫が入っており食べられてしまったのか卵は15個有ったが幼虫は2匹しか見あたりませんでした。
食べてしまったと思われる虫を撮影し調べてみたらクサカゲロウの一種の幼虫で有ることが判明、この虫はアブラムシなどを食べるようでタッパーの中に他に何もなかったのでニレハムシの幼虫を食べたものと思っています。
ニレハムシの初齢幼虫 |
ニレハムシの幼虫を食べていたクサカゲロウの一種の幼虫 ゴミを体にくっつけている 撮影:2013/06/30 |
ニレハムシの卵を6月30日に採取してきたものが孵化 ・産卵から約5日~6日で孵化するようだ 撮影:2013/07/04 |
◆追加:2013/07/07
孵化直後は体長1mm程であったが三日で体長2mm程に成長している
撮影:2013/07/07 |
◆追加:2013/07/17
7月4日に孵化したものが16日の朝に脱皮して2齢幼虫に、孵化から14日たったがこの間5回ほどケヤキの葉を入れ替えてあげた。
4月下旬に幼虫を見つけてニレハムシを追っかけ初めて約2ヶ月半、成虫まで持って行くにはまだ数回の脱皮が必要なのでまだまだ先が長い!!
脱皮直後は体色は透明に近い |
脱皮して2齢に成ったものとまだ初齢のままのもの 体長などはほぼ同サイズ |
脱皮殻 |
◆2013/07/28追加
ニレハムシの2齢幼虫 19日の朝取り替えたケヤキの葉が20日朝には この様な状態に成るまで食べた。右端の幼虫は 葉裏を食していたが表に回って来たもの。 撮影:2013/07/20 |
摂食活動が鈍ってきたのでそろそろ脱皮か 撮影:2013/07/26 |
撮影:2013/07/26 |
一匹が脱皮して蛹に変身 蛹を見ると以前孵化させ育てたコガタルリハムシに良く似ている 撮影:2013/07/28 |
撮影:2013/07/26 |
撮影:2013/07/26 |
蛹の側面 撮影:2013/07/26 |
蛹の腹側 撮影:2013/07/26 |
◆2013/08/04追加
本日ついに羽化し2匹が成虫になりました、7月4日に孵化してから一ヶ月で成虫に。
孵化したときは8匹ほどいたものが途中一匹減り2匹減りと最終的にまだ羽化していないもの一匹を含め3匹だけが育ちました。
これでニレハムシの追っかけは無事終了となりました。
無事羽化したニレハムシ 撮影:2013/08/04 |
羽化したニレハムシの脱皮殻 撮影:2013/08/04 |
◆朝日を空かして見たニレハムシに食害されたケヤキの葉(2013/08/12)
◆2013/08/22追加
撮り貯めたニレハムシの卵をまとめて産卵数をカウントしてみました。
撮影は3箇所3本のケヤキ(位置的には1㎞の範囲内)の手が届く範囲のものです。
卵の個数は11個から28個で平均17.7個、余り多産ではなさそうです。
産卵のしかたも個性があるのかきちんと並んでいるものからバラバラなものまで色々あります。
卵の色は産卵から時間が経つに連れ透明性が無くなって来ます、この写真の中では左最上段の物が一番経過時間が少なく、反対に右最上段のものが時間経過が経ったものです。
初めて卵を撮影したとき近くにニレハムシが居たのでたぶんニレハムシの卵であろうとは思っていましたが確実にするためWeb上(日本語サイトで)で卵の写真がないかだいぶ探しましたが見つからず幼虫図鑑の画像掲示板で質問しました、その結果外国のサイト上で近縁種の卵というのを紹介していただき見たところそっくりであった(http://www.ces.ncsu.edu/depts/ent/notes/O&T/trees/note85/note085.html)。
◆2013/10/24追加
卵を採取した三本のケヤキの中の一本を10/22に見に行ったら木肌がはげかかった所が有ったので剥がして見たらニレハムシの幼虫が越冬体制を取って糸を吐いた中にいました、ただ木肌を剥がしたときに繭が半分剥げてしまっていましたが一日経ったら再び糸を吐いてすっかり自分の身を多い尽くしてしまいました。このまま春まで繭の中で幼虫の姿で過ごすんでしょう??
ケヤキの木肌を剥がしたところニレハムシの幼虫がいた |
ニレハムシの幼虫が繭を作っていたケヤキ 直径:約50cm |
背中( 木肌側になっています、幼虫の右側が口 |
少し糸の量が増えてき |
一晩経ったら糸を吐きすっかり自分の体を覆ってしまいました |
ニレハムシ
甲虫目
ハムシ科
Pyrrhalta maculicollis
0 件のコメント:
コメントを投稿