2013年6月17日月曜日

スジモンヒトリ

 5月22日散歩中何やら判らない蛾の幼虫を見つけ撮影して帰宅、PCに取り込み画像を詳細に見てみたら孵化後一回目の脱皮をした後らしく殻が食草の上に多数見られた。
 「幼虫図鑑」で名前を調べたがあまり特徴が無く種の特定が出来なかったので掲示板で質問したがやはり特徴が無くヒトリガの仲間ではと言う位しか判らなかったので飼育してみることにして2匹お持ち帰りで育てて見ました。
 その結果「スジモンヒトリ」と言うことが判明したのでお持ち帰りから蛹になるまでの成長をまとめて見ました。
 成虫になるには後何日観察を続ければいいのか判らないが気長に待つことにします。

(画像をクリックすると拡大表示します)


2齢幼虫
体長:約7mm

食草
オオハンゴウソウと思われる?
まもなく花が咲くので同定はそれまでおあづけ。






正面から見るととても可愛らしい目をしています!!

脱皮し終齢幼虫に
動かないのでよく観察してみたら脱皮殻を食べていました

◆脱皮後の殻を食べていたので録画してみました(撮影:2013/06/08)
 過去数回は脱皮しているはずだが採取し持ち帰ってからは脱皮殻を見たことがないのですべて食べてしまっていたのかな?いい蛋白源なんだろうか。

伸びきった状態で体長40mmほどに成長
撮影:2013/06/13
16日から動きが少なくなり今朝はすっかり丸まっていました。
まもなく蛹になるようです。
撮影:2013/06/17
食草のオオハンゴンソウの花が咲きました
撮影:2013/06/17
蛹に成った
撮影:2013/06/19

◆2013/08/14追加
 6月19日に蛹になったものが今日羽化、蛹になってから羽化するまでほぼ2ヶ月です。
このまま冬を越さないと羽化しないかと思っていたので蛹を入れているタッパーをPCデスク上に置いたまま見ていませんでしたがふと目の端に何かで蠢いているのが居るので見てみるとスジモンヒトリが羽化していました。(現在PCのデスク上にはタッパーが7個積み上がっています)
 羽化時にこすったのか頭の後ろが禿げたようになっています。

 
2個有る蛹の内一個が羽化
羽化後出した体液は羽の色と同じ黄色
撮影:2013/08/14





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スジモンヒトリ
鱗翅目
ヒトリガ科
Spilarctia seriatopunctata
食草:オオハンゴンソウ

2013年6月1日土曜日

シラハタリンゴカミキリ

 中川の土手に生えている梅の木に朝日に当たりだいだい色に輝いているものを見つけたので近づいてみると蛾とも甲虫とも判らない黒とだいだい色のコントラスト鮮やかな虫が。
 イヌの散歩はそっちのけで早速撮影、この所イヌの散歩は言い訳で虫を探している方が多くなっているようです。
 帰宅後早速何時も利用しているサイトで調べてみると「ヘリグロリンゴカミキリ」が一番似ていましたが羽の色分けが違うのでヘリグロリンゴカミキリで画像検索して比較してみたところ
 リンゴカミキリ、 ヘリグロリンゴカミキリ、 ニセリンゴカミキリ、 シラハタリンゴカミキリ など良く似たものがいることが判ったので一種類毎に画像と特徴をを比較し「シラハタリンゴカミキリ」と同定しました。

(画像をクリックすると拡大表示します)






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シラハタリンゴカミキリ
甲虫目
カミキリムシ科
Oberea shirahatai Ohbayashi
撮影:2013/06/01 葛飾区