6月23日自宅のブロック塀の上をスジモンヒトリの幼虫が移動していたので捕まえてタッパーに入れておいたら25日にはタッパーの中に繭が出来ていました、以前スジモンヒトリを飼育した時は繭を作らず直に蛹が出来ていたので繭を作ることもあるんだとは思っていましたが何か違和感もありました。繭が出来て7日目に今度は繭の中から蛹が出て来ましたがこれもスジモンヒトリの蛹とは色や形態に違いがあり何が出てくるんであろうと思っていたら7月12日になりハエが出て来てしまいました。
出てきたハエが何であるかWEB上で大分調べまわりやっと「ブランコヤドリバエ」ということが分かました、蛾や蝶に寄生するハエだそうで寄生蜂同様人間から見れば一種の益虫とi云うことになるんでしょう、自然界の凄さと面白さを見た思いです。
繭の中に黒いものが残っているのが分かったので繭を切り開いてみたらスジモンヒトリの蛹の殻が出て来ました、そのさなぎの殻にはブランコヤドリバエのものと思われる幼虫の顔(脱皮した後の)が覗いていました。この状態から推測するとブランコヤドリバエの幼虫は蛹化したスジモンヒトリの体内を食い尽くしながら大きくなり蛹化する前にスジモンヒトリの蛹から脱出し蛹になり繭から転げ落ちて来たものと思われます。
(画像をクリックすると拡大表示します)
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撮影:2014/06/23 |
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撮影:2014/06/25 |
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繭を透かして見ると幼虫の足が見えています |
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撮影:2014/07/01 |
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ブランコヤドリバエの蛹が出てきたスジモンヒトリの繭
繭の中にはスジモンヒトリの |
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撮影:2014/07/12 |
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撮影:2014/07/12 |
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撮影:2014/07/12 |
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撮影:2014/07/13 |
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繭を切り開いてスジモンヒトリの蛹を取り出したところ
既に内部は食い尽くされており蛹は軽い |
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蛹をよく観察するとスジモンヒトリが蛹になる時の脱皮殻と
ブランコヤドリバエが蛹になる時の脱皮殻を見る事が出来る |
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撮影:2014/07/13 |
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ブランコヤドリバエ
Exorista japonica
ヤドリバエ科
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