2013年9月11日水曜日

ツメクサガ & 寄生蜂の幼虫

 一昨年シロツメクサに止まっていたツメクサガの成虫を見つけてから何時かは幼虫も探しだそうとツメクサがあるところに行く度にかじられた痕が有る付近を探していたがなかなか探し出さずにいたものに昨日やっと出会うことが出来ました。
 採取して良く見ると背中に何やら黒い模様があり撮影した画像を拡大して詳しく見てみると何やら穴が開いたようにしています、ひょっとすると蜂が卵でも産み付けた痕かなと考えたりもしてしまいました。
 一晩たち今朝見てみたら黒さが薄れて殆ど分からなくなっており穴が開いたようにしていたところも何処だったか分からなくなっていました。
 成虫になれるのか、はたまた蜂が出てくるのか見守ろうと自宅で飼育を開始したのでお楽しみと言うところです。

(画像をクリックすると拡大表示します)
黒い部分の中央に穴が開いたような痕が見受けられる。



目があるのかないのか分からないくらい小さい
体長:約15mm
一夜開けたら黒さが薄れ殆ど分からなくなって来たし
穴が開いたように見えていたところは何処であったか
分からなくなってしまった

◆追加:2013/09/12 10:30
 予想が当たったようで今朝見たらたマユバチ科の蜂の幼虫と思われるものが出てきており子犬が母親のおっぱいを飲んでいるような格好で回りに取り付いていました。
 卵が何時産み付けられたのか分からないが穴が開いたようにしているのを見てから一日半ほどで出てきたことに。
 幼虫は一部糸を吐き繭を作りつつ有るようです、継続的に撮影して行くことにします。

出てきたら直ぐに繭をはき始めたようです。
蜂の幼虫が6匹出てきた
撮影:2013/09/12 09:16:09

繭は11時頃にはすっかり出来上がってしまいました
繭のサイズ 長さ:約3.4mm 幅:約1.4mm
撮影:2013/09/12 13:06:06
寄宿主であるツメクサガの幼虫は生きておりこの撮影の後
動き回っていました、この後どうなるのかな?
ツメクサガの側面には幼虫が出てきた後がクッキリと分かる。
撮影:2013/09/12 14:31:51


◆一昨年撮影したツメクサガの成虫
撮影:2011/06/29 葛飾区高砂 中川河川敷
撮影:2011/06/29 葛飾区高砂 中川河川敷

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ツメクサガ
チョウ目
ヤガ科
タバコガ亜科
Heliothis_maritima

2013年9月10日火曜日

ナカアオフトメイガ

 近所の塀に這わせてあるブラックベリーを見てみると糸を吐いて葉を引き寄せ巣を作り潜んでいた幼虫を見つけたので採取してきて撮影。
 種を調べてみたら「ナカアオフトメイガ」の幼虫であることが判明した。
 ブラックベリーにはしょっちゅうカメムシが付いて食害を起こすので何時も持ち主さんが虫を見つけては退治しているのでここまで良く大きくなったなーと言うのが印象です。この幼虫、成虫になるまで観察して見ることに、そのまま居ればいずれは退治される運命に有ったので命拾いをしたのかな、無事成虫になるまで観測できればいいのだが?

(画像クリックで拡大表示します)
体長:約32mm
撮影:2013/09/10 葛飾区


頭部のアップ画像
虎の子供を見ているような雰囲気です

お尻のアップ画像

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ナカアオフトメイガ
Teliphasa elegansメイガ科
フトメイガ亜科

2013年9月4日水曜日

ネズミエグリキバガ(ネズミエグリヒラタマルハキバガ)

 今朝雨戸を開けたらブロック塀の目地部分に小さな蛾が昨夜の雨を凌ぐかのようにして止まっていました。
 早速撮影して何という蛾か調べてみましたがなかなか分からず結局蛾像掲示板に投稿してお教えを乞うことに、その結果「エグリヒラタマルハキバガ類」だと教えていただきそこからたどって
ネズミエグリヒラタマルハキバガだと判明しました。
 さらに詳しくと思い画像検索して調べたところネズミエグリヒラタマルハキバガは旧名で今はネズミエグリキバガとのこと長かった名前がちょっぴり短くなり覚えやすくなったようです。


特徴として前翅の中央に白い突起状の紋がある


タッパーに入れて腹側を撮影

前翅長:約7mm~8mm

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ネズミエグリキバガ
(旧ネズミエグリヒラタマルハキバガ)
Acria ceramitis Meyrick

2013年9月3日火曜日

アカハラゴマダラヒトリ


 今朝の散歩は何時もと違うコースで帰宅、その途中でツツジの植え込みの中にチラリと白いものが見えたので近づいてみると始めてみるゴマが入った真っ白な蛾がいた。早速撮影開始、羽化して余り長くならないのか近づいても余り遠くへ飛んで逃げることもなく撮影できました。
 帰宅後早速何という蛾か「みんなで作る日本産蛾類図鑑」で調査、格好や模様などからヒトリガの仲間だと思い調べたところ外見が似ているもの「アカハラゴマダラヒトリ」と「キハラゴマダラヒトリ」いることが判明、記述によると両者の違いは羽の色が真っ白なものはアカハラゴマダラヒトリだとのことなので今朝撮影したものはアカハラゴマダラヒトリと同定することが出来た。




触覚の感じから雄だと思われる





近くに立っていた電柱に止まった所を撮影。
この後遠くへ逃げていってしまった。

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アカハラゴマダラヒトリ
ヒトリガ科
ヒトリガ亜科
Spilosoma punctarium